正しい返済計画の立て方

住宅ローンの正しい返済計画の立て方

住宅を建てるには住宅ローンが必ず必要になってきます。

現金で住宅を建てる人もいるかもしれませんが、ほとんどの方は住宅ローンを必要とします。

その場合、返済計画の立て方がひとつのカギとなってきます。

よく言われる、いくら借りられるかではなく、いくら返済できるかで考える。

この考え方からいくと、毎月の家賃であったり、生活費を除いた残りの金額を考えがちです。

実はこれも間違いです。

住宅ローンの返済は、『年返済比率』で考えるのが正しい考え方です。

年返済比率とは、年収に対する返済比率のことです。

手取りではなく、源泉徴収表　もしくは　確定申告の左上の一番大きい数字です。

総収入額（年収）に対する、年間の返済比率は以下の通りです。

総収入額（年収）が　５００万円以上の方　→　３５％

総収入額（年収）が　５００万円未満の方　→　３０％

鉄則はこの金額を絶対に超えないことです。

（金融機関によっては４０％を超えて融資するところもあるので気をつけたいです）

例によってご説明します。

総収入額（年収）が４００万円の方はというと

年返済額は　４００万円　×　０．３（３０％）　＝　１２０万円

月返済額は　１２０万円　÷　１２ヶ月　＝　１０万円

よって年収が４００万円の方は、月々の返済額が１０万円までなら大丈夫です。

言い方を変えれば、１０万円が返済限度額となります。

一度、ご自分の月々の返済限度額を計算してみましょう。

■追記

月々の返済限度額を計算してみたでしょうか。

ちなみにこの返済限度額を、とてもじゃないけど返済できないと思う方が必ずいます。

その方は住宅ローンうんぬんの前に、家計に問題があるかもしれません。

そのへんの詳しいお話は別の項で。

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